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ワンオペ育児を美化しちゃいけない

「ワンオペ育児」っていう言葉が当然のように浸透してきた今。

世の中のママたちは当たり前のように「今週はワンオペだった~」「毎日ワンオペ育児です」とか言ってますが、ワンオペってどんな意味か本当に分かってますか?

ワンオペ=ワンオペレーションとは1人で全ての作業を切り盛りすること。特にファストフード店やコンビニなどの深夜帯にたった1人で仕事をこなす過酷な労働環境を表す言葉です。

「過酷な労働環境を表す言葉」だって。つまりワンオペ育児とは家族みんなの責任を1人で背負わなければならない辛さや孤独感を表すワードらしいです。

おまけに2017年には流行語大賞にノミネートされ話題にもなりました(おぉ!)

いや、「おぉ!」じゃないよ。こんな超絶ネガティブワードノミネートしてんじゃないよ。

大体流行語大賞にノミネートされた言葉ってだんだん廃れていくものですが、このワンオペ育児に関しては今でもかなりのママが使ってるの聞きますよね。

でもこの言葉の裏にはとんでもない心理が隠れているのをみんなスルーしてる。

ワンオペ育児とか言っておくと、みんなから「すごい!」「尊敬する!」「やっぱり母は強しだね!」とか称賛されるんですよ。

ブラック企業に勤めてる人がボロボロになって働いてるのを評価するみたいに、みんなが褒めてくれる。

どんな気分になりますか?正直めっちゃ嬉しいですよね。

「あ、私ってすごいんだ!(死ぬほどしんどいけど)じゃあもっと頑張らなくちゃ、あの人は子どもも多いのに1人であんなこともこんなこともやってるんだから」

こんな風潮がママをとことん追い詰め、ワンオペ育児という言葉にいよいよ殺されてしまうんです。

私も元来褒めてもらいたがりの人間なので、「3人も子どもいて誰の助けも借りずに本当よく頑張ってるよ!」と言われると「え?そう?グフフフゥwwやっぱり?デュッフッww」って益々ヤル気になってしまうんですよね。

でもそれがいけなかった。今では人に頼ることが苦手になってしまって、近くに住む親が「いつでも孫みてやるからね」と有り難く言ってくれても、意地張って「1人でこなすのがすごいこと!」っていう思考になってしまいました。

その結果、日々のワンオペ育児にストレスばかりかかってしまって結局自分はボロボロ。挙句の果てにそのイライラの矛先が向くのは子ども。

ワンオペ育児なんて全然すごくないです。苦労したからすごくて、誰かに頼ったら負けとか有り得ない。

私自身いろんな仕事してきて辛い思いもたくさん経験してきましたが、最も大変で過酷だったのはやっぱり母親業です。こんなに追い込まれる仕事は他にない。

それよりも周りに頼って自分に余裕を持たせて、その結果子どもを守ることにもつながることを知ってて行動できる親が一番すごいに決まってます。

私達は我慢比べをしているわけではありませんよね。長期に渡って人の命を守り育てるという仕事はしんどいと思った時点で誰かに助けを求めたほうがいい。

数年前そうやって1人で子育てに奮闘していて、買い物行くにも気を張り詰めていた時期にあるおばさんがまだ小さな娘に「あなた可愛いね。これあげるからジュースでも買いなさい」って200円くれたことがありました。

普通だったら戸惑ってしまうことでも、当時はそんなことすら涙が出るほど嬉しかった。それくらい他の大人との会話に飢えていたし、我が子を可愛いと思う気持ちすら持てる余裕がなかったんです。

だからママを追い詰めるようなワンオペ育児というワードをすごいと一人踏ん張り続けているとどんどん孤独の沼に引きずり込まれるだけ。

いつか”頼る子育て”が流行語対象にノミネートされることを願って、今度はどんどん周りに助けを求めることを頑張っていきませんか。

ライター紹介
MIHO

MIHO

11歳・5歳・3歳を育てる田舎在住アラサーママ 末っ子長男はダウン症。 主婦に向いてないのに主婦やってるために失敗ばかり。

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