絵本の読み聞かせがしんどいあなたへ

前から対して読んでもいないのに私がちょくちょくしんどいと言い続けているのが「絵本の読み聞かせ」
なんとある調査によると”絵本の読み聞かせは9割の人がツラいと回答”したとのこと。
9割ってほぼ全員やないかーい!
それほど読み聞かせって親だけでなく、保育士など子どもに携わる人たちはしんどい思いをしているらしい。
プロでもしんどいなら素人ならもう何も言うまい。なのに巷では「頭が良くなる」「国語力が上がる」などの読み聞かせ煽りがすごいんですよね。
でもそんなに絵本の読み聞かせって大事?
本当に本好きの子どもに育つ?
そんな疑問を解決しなければ一生絵本の読み聞かせ論地獄にまっしぐらでしょう。
そして…私はつい先日発見しました。
絵本の読み聞かせが全然しんどいと感じない画期的な方法を!
それはさておき。当の私自身はというと、子どもの頃たくさん本を読んでくれる親の元で育ちました。
日本ならず世界の童話シリーズをはじめ、ノンタンは全制覇。3歳の頃、母が料理中に本の読み聞かせに夢中になりすぎてしまって、キッチンが火事になって裸足で逃げた記憶もあるほど本(と火)に囲まれた生活でした。
その後私は学生へと成長。
国語力?漢字は得意でしたが、国語の点数なんて言えたもんじゃありません。
本だって読む時は読むけど、読まない時は何年も読みません。伝記シリーズも好きでしたが、あれは漫画だったから。
そう。絵本を聞かされまくったからと言って必ずしも本好きになるとは限らないし、絶対に国語力が上がるとも言えないのです。
もちろん、言語スキルの向上など役立つことだってたくさんありますが、そもそも読み聞かせが嫌いな子もいる。
本好きはあくまでも本人の性格や好み、素質によるところが多いのです。
そして、言語スキルや国語力というのはなにも絵本の読み聞かせだけでなく、他の遊びやコミュニケーションを通じて培われるそうなので、夜、母の心身状態がボロボロになったところに追い打ちをかけるように読み聞かせを行うのはツラいだけ。
子どもは意外と勘が良いのでテキトーに読んでるのはすぐバレますw
「それでも子どもの将来のために何かやっておきたい」
とは言いつつも、私も親です。国語力というよりも、童話のひとつやふたつも知らない子に育てたくはない。
とある晩、真っ暗にした部屋で寝かしつけをしていた時子どもがふとこんなことを言いました。
「ママ、金太郎を読んで」
まさかの金太郎チョイス。知ってはいるけど詳しくは覚えてないし、私が想像で話し始めたら途中からふざけ出すのはお決まりコース。
「分かんないなら、スマホで探して読んで」
おぉーっ、その手があったか!
ネットならちゃんとした話がたくさん載ってますし、何よりも真っ暗な部屋で読むことが可能。おまけに絵本を開く必要もないので腕の安全が保障されます。
さらにいつでも聞きながら寝れる状態に。これぞ秘儀「耳絵本」!(ださ)
これね、言わずもがなめちゃ良いです。
思い出しながら話さなくていいからストレスフリーだし、子どものほうも絵が無い分しっかり集中してくれる。これは想像力が鍛えられるんではないだろうか!(素人比)
まぁこんなんで言語力を上げようとか本気で考えてるほどアホではありませんが、読まないよりは良いとはこのこと。
絵本は子どもの頭を良くするとか、勉強出来る子になるとかそんな直接的な道具ではなく、所詮コミュニケーションツールのひとつです。
読み聞かせしてもお勉強が苦手な子もいれば、しなくても本の虫になった子はたくさんいます。
お互いがストレスにならないやり方で生活の中に本を上手く取り入れていきたいですね。