3歳児の真の姿を知っていますか?

ようやく2歳期が終わって安心しているママさんへ。
魔の2歳児と言われる時期の子育てお疲れ様でした。
よく分からない言葉を喋り、よく分からない行動をして、赤ちゃんと子供の中間にいるような子を育てるのは本当に大変でしたね。
あれもやだ、これもやだ、あれ欲しい、これ欲しい…。
スーパーではお決まりの寝そべってダダをこねることもこれからはなくなるでしょう。
そしていよいよ3歳。
子供は幼稚園に通うようになって、集団生活の中でだんだんたくましくなっていきます。ママもようやく安心して、心に余裕ができることでしょう。
意味不明な言動はいまだ健在ですが、会話はそこそこ成り立つしこちらの言う事もしっかり理解しています。
実際、我が家の次女もとても聞き分けの良い子で、きちんと話せばしっかり分かってくれる子。
危ないことは危ないと分かっているから、わたしは完全に「立派な子供になった」と過信していました。
3歳児、あっぱれ!!
…と思ったのは束の間。
この後私は、所詮まだまだ興味本意で動く理性の効かない【悪魔の3歳児】であったことに気づきます。
あなたにも、私のように3歳のちょっぴり立派になった子供の仮の姿に騙されないように警告しておきます。
というのも、我が家の3歳次女はしっかりしてる反面、ビビリなので危険な目にあう車の通る道路には一切出ません。
「道路に出たら死ぬよ!」と日々しつこく脅してるのもありますが、少なくとも私の目の前での危険行為は無かったんです。
なのに、ある時お外でお友達と遊んでいたらパッタリ姿が見えなくなってしまいました。
どうせまた家の裏側なんかに隠れてるんだろうとお友達のママと一緒に探しましたが、どこにもいない。
だんだん心臓が高鳴ってきて、事故誘拐神隠しなど縁起でもないことが脳裏を貫きます。
大声で叫びながら探すこと20分、近所の方が帰り道に我が子とお友達を見たよとのこと。
発見場所まで400m。
猛ダッシュで発見された現場に行くと、そこにはお友達とキャッキャ言いながら遊ぶ我が子の姿が。
恐怖と安堵と何とも言えない心情で、ママ達ブチ切れ。
エーンと泣いていたけど、おそらく彼女らはなぜ自分が怒られているのか分かっていません。
これこそが3歳児ならではの理解しているつもりのワナでした…。
賢い(と思っていた)次女だったら分かっているはずだったのに、実際は道路に出てみたいといつもウズウズしていたし、隙あらば行動に移そうと思っていたのでしょう。
まさに3歳児は【優良な受刑者】です。
看守であるママの前では良い子ぶりっ子をし、裏ではあらぬ事を考えてる。いつ脱走しようかときっとずっと考えていたに違いありません。
しかも、普段真面目な次女がお友達を誘って脱走したというから、これまた問題…。
3歳児のママさん、気持ちを前面に出すイヤイヤ2歳期が終わって安心していましたか?
確かに子供はしっかり成長していますが、一方で悪知恵もレベルアップしています。
これからは賢く世渡りはするものの、実は知らぬうちにとんでもないことをしでかしている暗黒期の到来です。
3歳児は「危ないから、遠くへ行っちゃダメだよ」と言うとちゃんと「分かった」と答えます。
でも決して騙されてはいけません!
彼らの頭の中では、危ないことは怖く感じるけどワクワクするものでもあるのです。
今回の件を通して、看守の私は大反省して受刑者の脱走警備を強化しました。
特に可愛い時期でもあり成長したと感じる3歳ですが、何を考えてるのか分からないので今後も目を光らせておく必要があります。
だんだんお菓子や鬼やおばけといった言葉の効力がなくなってきますので、この暗黒期は子供の命を守るためにSWAT並みの特殊部隊を家族で組むことも考えておきたいですね。