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音楽発表会の魔の時間

運動会やお遊戯会…子供の頃は、親が来るこうしたイベントが楽しみでたまらなかったもの。

そんな一連の行事の中で最も文化的である「音楽発表会」。

鍵盤ハーモニカの演奏や歌を披露して、会場中が拍手喝采になるアレです。

子供の頃はそんな発表会が好きだったのですが、長年の月日を経て、逆側の立場になったときに思いました。

「嗚呼…両親はせっかくの休日に我が子がほんの5分程度出演するだけのためにわざわざ来ていたのか…」と。

いや、音楽発表会は全然悪くないんですよ。子供達の下手くそで可愛らしい歌声や演奏など頑張ってる姿には本当に感動します。

しかし、とにかく長い…!

休日の朝早くから起きて家族みんなの準備を整え、我が子を良席で観たいからと会場の30分前には長蛇の列を作り並ぶ親達。

我が家はなぜかいつも出遅れ組になってしまうのですが、一体先頭の猛者はどのくらい前からそこで鎮座していたのだろう。

いざホールが開場すると真っ先に埋まっていく前列。私達が入る頃には「この席は絶対取るなよ!」と言わんばかりにブランケットが椅子の背もたれにかけられているのをよく見かけます。┐(´д`)┌ヤレヤレ

そして、開始時間になってもなかなか始まらないという”幼稚園のイベントあるある”の発生。

子供相手なので計画通りにはいかないものとは分かっていてもこの時点で1時間。

痔が再発するのではと思うくらい尻が痛くなってきてます。

また、ようやく始まったかと思えば興味がない他の学年の発表。

我が子以外に興味のない夫は、「はぁーっ、退屈やなぁ…」と失言するので、「そんなこと言っちゃだめ!みんな頑張ってるでしょ!」と言いながらも、心の中では”激しく同意”してしまう冷酷な私。

まぁ、それだけなら仕方ないでしょう。学年別で入れ替え制でも取り入れない限り、長い発表会が終わるまで辛抱あるのみです。

しかし、去年は演奏が始まる前にクラスの子供の中から1人だけインタビューをされるというサプライズがありました。

「おっ、そういうのは面白いぞ。もっと子供個人にフォーカスして我ら親達を楽しませてくれよ!今年はやってくれるな幼稚園」

一方、我が子は真ん中くらいに立っていたので、まぁ当てられないだろうなと思っていましたが、先生が真っ先に娘に近づくではないですか。

夫も私も「あっ!娘がインタビューされる」とわくわく。

さっきのクラスの子は”好きな遊びは何ですか?”だったから、まぁうちの子は”好きな食べ物”あたりがくるんだろうな。

でも、これまで音楽発表会への不満を心に持ち続けていることにより罰でも当たってしまったのか、質問はなんと

「今日の朝ごはんは何を食べてきましたか?」

……

休日で本当は誰もが寝坊したかった朝。

他の姉弟を時間ギリギリに叩き起こして、出来ればササッと済ませたい朝ごはん。

いや、ごはんなんて作ってる暇はない。

おまけにこの日に限って下の子が朝から大量のウンチをしたんだから。

「あぁー時間がねぇッ、朝はこれを食べときなさい!」

……

「今日の朝ごはんは何を食べてきましたか?」

「ミスタードーナツです!!!」

ぇっ… 

ドーナツww

朝からww

ザワザワ…

成長期である4歳児の口から発せられたのは「朝から絶対食べないランキング」に君臨するであろう食べ物(しかもミスド)だったのですから、そりゃザワつきますわ。

この時夫婦揃って他人のフリしたのは言うまでもありません。

あのたった一言で、我が家では”いつも”朝食に糖分たっぷりのミスタードーナツを子に食べさせるような”ジャンキーファミリー”との称号を得たのですから。

そんな全く悪気のなかった先生からの思わぬ面目つぶしに合った音楽発表会。

たった5分程度の出演でも、年々娘は苦手な鍵盤ハーモニカが上手になっていて、人前でも堂々とできるようになりました。

やっぱり長くて退屈な時間があるのはキツイっていうのが正直な気持ちですが、こうした尻の痛みに耐える時間も時には必要ではないでしょうか。

だって、「学校や園のイベントがある直近の3食はマジで気合い入れて作ったほうが良い」と学ぶことができたのですからね。

ライター紹介
MIHO

MIHO

11歳・5歳・3歳を育てる田舎在住アラサーママ 末っ子長男はダウン症。 主婦に向いてないのに主婦やってるために失敗ばかり。

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