父の日に送って赤っ恥をかいた物

父の日が近づくと思い出すあの辛辣な義母の言葉。
もうすぐやってきますね、何を送ったらいいのか全く分からない記念日NO1の父の日が。
一年の中でなぜか最も影の薄い”お父さん記念日”は、家庭の中の存在価値を表してるかのようでなんとも寂しいものです。
それはそうと、私は以前”母の日とか父の日には気持ちのこもった手紙が1番”というブログを書いたことがあります。
なので本当は昨年の記念日も”健康に気を付けてお手紙”にしようと思っていたんですが、去る正月帰省した時に私がいないところで私の悪口を義両親たちが言っていたことが発覚。
そのことが半月くらいショックで心がすさみ、二度と手紙なんて送ってやるものかケッ!と、本性がモロ出しになってしまったのを機に私が手間になることは絶対にやらないことに決めました。
で、代わりに何にしたかというと無難にお酒を送ったんです。
夫に聞いたら義父は芋焼酎が好きだというので、こんな記念日の時は何も関与しない夫に代わってネットで良さげなのを選ぶことに。
本来プレゼント選びってその人のことを考えて選ぶのが楽しいものですが、今回ばかりは結局手間になることをしてるので本当にムダな時間としか思えません。
ですが、ほんのアリ程度の良心からレビューが一番良いのを選んであげました。
正直下戸な私が他人にあげるお酒を選ぶこと自体おかしな話なんですが、夫は私におんぶに抱っこなので仕方ありません。
そしてまたミジンコ程度の良心から、直送せずにわざわざ自宅に届けてもらったお酒をキレイに梱包し直して父の日に間に合うように義実家に発送。
到着連絡としてとりあえずのお礼のメールが来たらこのしょうもない記念日は終わり。
…のはずだったんですが、翌年の正月の帰省時に穴があったら入りたい一件が起こりました。
夕飯時に義母が夫に「この酒飲んでみ?すごい不味いよ!」と言ったんです。
私は何のお酒だろうと見てみたら、それは紛れもなく私が義父に送った芋焼酎!
もちろん夫は嫁が父に送った酒なんて気付いてません。
夫「え?何これ?どれどれ…うわっ!めっちゃ不味いやん…飲めんわこんなん」
義母「そやろ?こりゃいかんよ…」
義父「えー、いや美味しいよ…」
この会話を聞いた私はもう顔真っ赤にするしかありません。
義母は自分の息子が選んだ酒だと思って、その息子は父が買ってきた酒だと思ってる。
そして、絶対嘘だろと思われるフォローをかました不器用な義父は私が選んで送ってくれたと気付いてる。
これぞひとり地獄絵図!
唯一救いだったのは夫が気付いていなかったこと。
もし、私が送った父の日のプレゼントだと知ってたら絶対に「こんなもん送るなよ!どーせネットのレビューに騙されたんやろ?!」と言われて尚更赤っ恥。
義母も”そうだったの?!しまった!”となるものの、「でももうちょっとお勉強しなきゃね」となる未来が鮮明に私には見えます。
というわけで奥さん、父の日の贈り物に口に入れるものなんて送るもんじゃないですよ。
本当は手紙が1番♡と言いたいところですが、義両親への心境が変化した今、”これからも健康に気を付けてご自愛ください”なんて嘔吐必須な手紙は推せません。
あの一件以来、私が選んだのに夫から送ったかのように仕向ける健気な嫁のフリは辞めました。
今後は意地でも夫に「何を送るの!もう送らないとヤバイよ!」と記念日の数日前からけしかけるのに専念するほうが自分が救われるのです。
良い嫁演じたって結局粗探しされるのがオチならお互い付かず離れずが1番。
小さい声で言いますが…結局義実家との付き合いで大事なのは”上辺だけの好意アピール”オンリーですよーーーっ!!