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最弱ママでいてください

赤ちゃんは本来元気に産まれてくるものです。

だからつわりで辛くても、陣痛で苦しんでもママは頑張れるんですよね。

我が家は初めての男の子だったので、パパはとっても喜びました。

ずっと息子には自分の得意な空手を教えたいと言っていたんです。

でも私達夫婦は、子どもに「ダウン症がある」と知って全て諦めました。

子供に障害がある…この事実を突きつけられた親は、一気に谷底に突き落とされます。

もう死ぬしかない

こんな子いらない

こんな様々な葛藤と戦っている最中に、突然聖人の面を被った人が現れることがあります。

あなたってひどい親

自分達が望んで産んだ子なのに

障害があっても我が子でしょ

しっかり育ててあげなきゃ

彼らは決して悪気はなく、私たちに「障害児ママの理想像」を求めているだけ。

そして今のあなたはそんな意味不明な理想像に悩まされることになります。

でも、暗黒期の真っ只中にいるあなたが今こそ守るべきなのは我が子ではなく、自分自身。

私の場合、暗黒期は出産直後から始まっていました。

息子は産まれてすぐ呼吸が浅くて保育器に入っていて、その頃ちょうどダウン症の疑いがある事を知らされたんです。

お願いだから

このまま呼吸が止まってください

当時は、ひどいことを考えてしまう自分がいる一方で、罪悪感でいっぱいになる自分が混在していましたが、ここで1番大事にしないといけないのは「ひどいことを考える自分」のほうなんです。

正直な気持ちを封じ込め、「障害児ママの理想像」になりきろうするといつか絶対に壊れます。

「私は息子の障害を受け入れてる良いママなの!

だからどんな逆境にも立ち向かえる。強いでしょ?」

私は早々に息子の障害を受け入れたフリをしていたのですが、心の中は不安と焦りでパニック状態。

「あれ?もうお座りできる時期だよね?なんでできないの?」

「あなた、なんでうちの子見てるの?もしかしてダウン症って気づいてる?

やめてよ…見ないで

それより私を見て。障害児ママでも笑うんだよ」

こうなると人の目しか気にならなくなります。

どういう角度だったらダウン症に見えないだろうか

ベビーカーの日除けは目いっぱいさげていよう

いや、ベビーカーはみんなの注目の的になるからやめとこう

あっ、抱っこ紐だったら顔が隠れるよね…

きっとあなたも障害がある我が子を見られたくなくて、ただ買い物に行くだけなのにいつもドキドキ。

だからほかの誰よりも沢山の心労が積み重なってヘトヘトになってるんですよね。

でも障害児ママはみんなこんなことを言います。

「大丈夫!いずれすごく愛おしい存在になるから」

信じられますか?

ほかのママは強いからそう思えるかもしれないけど、自分は弱い人間だから…。

そうそう、それでいいんです。

あなたはもしかしたら育てられないかもしれない

もう死にたいと思うかもしれない

子供のことを気持ち悪いと思うかもしれない

でも誰がなんと言おうとその気持ちを否定しないで。

だって、あなたは「弱いから」子どもを捨てられないんでしょう?

今でもあなたの隣で寝てるのか、泣いているか、笑っているのか、ぼーっとしているのか…

いずれにしても子供はここにいる。

これからも我が子と、周りにいる同じ月齢の子を見て落ち込むでしよう。

私だって落ち込んでは立ち直るというサイクルを何度も何度も繰り返していました。

でもいつの日からか比較対象は過去の息子と今の息子。

ほかの子はもっと先に行っているかもしれないけど、マイペースでも同じようにどんどん進んでいることに気付きます。

私達夫婦は息子に対するありとあらゆる夢や希望を持つことを諦めました。

その代わり誰にもできないことばかりを経験しながら、あの「狂おしいほど愛おしい存在」の息子になっています。

そしてこの流れに逆らって進んでいくママのパターンをまだ見たことありません。

そうはいっても、あなたは今誰の言葉も信じられなくていいし、子供を直視できなくても大丈夫。

あと1か月、できれば1歳、2歳になるまで辛抱してみませんか?

絶対に子どもに対する感情が変化していることに気付くはずですから。それからまた…考えてみませんか?

ライター紹介
MIHO

MIHO

11歳・5歳・3歳を育てる田舎在住アラサーママ 末っ子長男はダウン症。 主婦に向いてないのに主婦やってるために失敗ばかり。

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