我が家の食費は”一週間”で2万円です。

「子ども3人で食費2万円台!」がSNSで炎上していたのはつい最近。
そしてこの内容を知った愚かな旦那さんが「食費2万円以下でやってる人もいるんだからもっと節約しろ!」と奥さんへ発言するといったことでもW炎上となった今回の事件。
因みに我が家の夫は毎月のお小遣い2万円。電子タバコ代・おつまみやお菓子・漫画のレンタルなどで全て消え去ります。
そんな個人のちょっとした嗜好品で消え去るような価値の2万円が、家族5人の1ヶ月の食費だと?!
警察呼びますよ(^_^)/~
いやいや、2万円って1か月じゃなくて1週間の間違いですよね?
我が家も私なりにかなり節約頑張ってるつもりですが、子ども3人で毎月の食費軽く8万は超します。
そこそこ安いスーパーがあるので定期的にそこで買い物してますが、1回の買い物で”3野口”を店舗へ毎度差し出してるんですけど。
なので「安いスーパーがあるから2万円で抑えられるんだ!」というよりもこれはもうそれぞれの家庭の価値観に委ねられるものではないでしょうか。
一度キチント姑さんの住処を訪れた際、「あんたたちは食費にお金を使い過ぎだ。私は○○(義理弟家族)達の価値観と似てるからあんたたちとは合わん」と姑に言われたことがあります。
これこそが価値観の相違ってやつです。
姑と義理弟家族は食に関してそんなに興味がない一方で、貯蓄を頑張っていたり美容にお金を使ったりしています。
その反面私達は食べることが大好きで、旦那はお酒もよく飲みますし私はスイーツ沼なので毎週甘い物を摂取することに生きがいを感じるタイプ。
だけど美容や服に関する出費や貯蓄はあまりしていないので、まぁ姑らとは真反対の価値観を持っているのは確かです。
でもそれって責められることじゃないありません。
それぞれに幸せを感じる対象が違うだけであって、そりゃムダ遣いに感じるのは我が家のほうかもしれませんが、私が姑らに合わせていたら確実に寿命が20年は縮まります。
食費2万円というのもあなたもとことん節約すればできるのかもしれません。いえ、できるでしょう。
そうすれば出費は減るだろうし、貯蓄は今よりも俄然増えます。
でもそれって幸せなんでしょうか?
もちろん実践してる方はすごいし、それで家族みんな満足してるなら続けていけば良いですよね。
ですが、我が家が1か月2万円で生活しろと言われたら、おつとめ品コーナーを漁って腐れかけの野菜をカゴにいれ、この世で最もムダなレジの読み上げ機能”割引商品です”を連呼される日々となるわけです。
さらに、野菜の皮を使って”節約!カリカリスティック”などという栄養はあるものの、心が貧しくなりそうなものをせっせと昼間に作って子どもたちのおやつとして食べさせる。
おまけに安い食材ほどよろしくない農薬が使われるものばかりというのに…。
食費2万円は私の中ではそんな世界なわけで、これは我が家族にとってもありがた迷惑な世界なのです。
「食費2万円でやってる主婦もいるんだからもっと頑張れ」というならば「年収1千万円を稼ぐ旦那もいるんだからもっと頑張れ」というようなもの。
私も一時期は”2万円主婦”を目指して1週間分ごとに食費を袋わけしてましたが、あんなもんやったら最後、ストレス爆死ものです。
月に2万5千円を30日分と考えて大体1日に使える金額が約800円になりますが、その日の夕飯のメインとなる牛肉1パック買った暁にはむしろ足りません。
しかも能天気旦那が「え?今日これだけ?」と絶対主婦に言ってはいけないNGワードを発してくるので頑張ることに疲れました。
食費2万円だろうが10万円だろうが、金子みすゞの「みんなちがってみんないい」精神はどんなことに対しても忘れちゃいけませんよね。