体育大会のマナーと痔がぴえん

私には毎年やってくる学校行事の授業参観や家庭訪問に次いで苦手なものがあります。
それは「体育大会」です!
我が子は運動音痴なんでビリな姿を見るのはもう慣れっこなんですが、それよりも苦痛なのが”事前の場所取り及び待ち時間”。
まず、我が子の通う学校は体育大会前日の夕方17時から開門して、個人テントやシートがOKなエリアのみ敷いて良いことになっています。
ただ私は子どもが1年生の時、体育大会というものを悠長に考えすぎていて当日の朝にノコノコとシートを持参してしまったんです。
古き良き時代であった頃は、当日の朝に行って空いているところにシートを敷くのが普通だったので、当時から体育大会のデータをアップデートしていなかったことをひどく後悔。
時代はいつの間にか変わってしまい、もちろん当日の朝に行ったところですでにそこらじゅうシートやテントだらけになっていました。
仕方ないので石ころだらけの校庭の隅っこを陣取ることになり、時代錯誤な考えに現実をつきつけられたものです。
こんな感じでたかが体育大会ごときで子どもの成長を少しでも間近で見ようとみんな必死なんですね。
その証拠に前日の開門時間には毎年ものすごい長蛇の列になっています。田舎でもこのレベルということは都会ではもっと過酷な親の場所取り大蛇となっていることでしょう。
そして、極めつけは禁止とされている”オープンダッシュ”と違法駐車。
年々体育大会前に配られるプリントは学校側の控えめな抗議でいっぱいで、禁止事項は増加傾向。
文字も”太文字ゴシック体サイズ30”くらいになっていてもはやお知らせどころか警告文のプリントと化しています。
こういうすったもんだが毎年必ずあるようなので場所取りは本当に嫌いです。
そして、最も苦痛な競技の待ち時間!
大体小学校になると夕方まであるので、約6時間硬い地面の上にシート1枚では尻が持ちません。というか数年前これで痔をこじらせたのは言うまでもない。
特に小学生の子ども1人しかいないと競技の間が長すぎて本当に暇。
おまけに下の子達は砂をシートの上にばらまいて座る場所が砂だらけになるし、暑すぎてイライラするのに旦那はスマホでゲーム。
さらに我が子の姿を間近で写真に収めたいのか、一眼レフを首からぶら下げた”映画泥棒”ばりのママさんが、何の遠慮もなしに人のシートにずかずか入ってきて写真撮りまくり。
なぜかこの映画泥棒ママにこれまで2回程度被害に遭っていて、他の家族に迷惑かけてる姿も見たことあるほどこの方は顔から一眼レフを離しません。
「いろんな親がいるから体育大会って違う楽しみ方もあるよな~」と思うような温厚な親でない私達夫婦は毎年イライラが募り、体育大会は離婚一歩手前イベントとなっている始末です。
そんなのをもう5年間も繰り返しているとさすがに鳥頭の私でも学習してきました。
まず「人数分の椅子とふかふかシート」は必須。痔主でなくても翌日には尻からオギャーと誕生です。
そして「暇つぶしアイテム」。砂に殺されない音の出ないぬいぐるみやおもちゃは未就学児にとって必須過ぎるアイテムです。あ、おやつも忘れずに。
ラストはもう便利過ぎて話にならない「キャリーカート」です。シート・椅子・テント・タープ…めちゃくちゃ重くて毎年旦那がヒーヒー言いながら何度も車まで行き来してます。
これさえあれば重たいものはコロコロ運んでいけますし、チビ達を乗せられのはマジで大助かりです。
なかなか経験してみないと分からない地域ごとに個性のある小学校の体育大会。
子どもの小学校は今年コロナの影響で午前中のみ開催が決定し嬉しい反面、小学校最後の年だったのできちんとさせてあげたかったなと複雑な思いが入り混じっています。
がしかし、正直な話痔が暴発するのは二度とごめんなのでやっぱり今後も体育大会のアップデートはしていってほしいなと思ったお話しでした。